大気を汚染する有毒ガスは、ほとんどゴミ焼却によって生じます。たとえば塩化ビニール(塩ビ)などの焼却で、あの猛毒ダイオキシンが発生します。
廃プラスチック(廃プラ)の焼却でも、有毒ガスが発生します。これらを無害化するには、廃棄物を800℃以上の高温で焼却する必要があります。とくにダイオキシンまで完全分解するには、1300℃以上の高温が必要とされます。
しかし焼却炉では800℃〜1000℃が限界です。また高温焼却しても、その後の冷却時には、どうしてもダイオキシンを発生しやすい300℃〜400℃の温度域を通過することになります。つまり焼却では、ダイオキシンなど有毒ガスの生成を免れないのです。
この難問解決には、まったく新しい発想、革新のテクノロジーが求められます。「それなら廃棄物は燃やさず、超高温で“熱分解”すればいい!」・・・協和コーポレーションの独創による“超高温熱分解技術”を時代は切望しました。 1995年、超高温分解技術をもつ協和コーポレーション社内に、ダイオキシンの撲滅を目的とするプロジェクト発足。 1996年、超高温熱分解装置の実証試験開始。そして1997年、ダイオキシンをはじめ有害物質を分解除去する超高温熱分解装置『コスモ・ロボD』(1号機)が完成。人類のため、地球環境のために、大きな第一歩が踏み出されました。
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